ネステナーによる事故と対策について
ネステナーとは物流倉庫に使用するラックのことなのですが、金属のフレームでできており、ラックを重ねることにより、効率的な保管が可能になります。
しかし、日本という国は地震が多い土地でもあります。ネステナーを重ねて利用するには、きちんとした地震対策をすることが必要になります。
フォークリフトによる事故
ネステナーの事故というのは、フォークリフトを使用した事故が多く、高く積み上げた荷物を出荷する際にフォークリフトで下ろす時に、揺れてしまい荷物を落としてしまったり、フォークリフトのツメの指し具合が悪く、ネステナーごと倒してしまうという事故は多くあります。
荷物だけが潰れるに関してはまだ謝ったら済む問題でもあるのですが、もしネステナーが倒れた所に人がいて潰されたなんてことになると大事件になってしまいます。
なので、フォークリフトでネステナーを下ろす時は、「人がいないか指差し確認をして、きちんといないことを確認してから下ろす」ことや「フォークリフトのツメをきちんとまっすぐ差し込み、ネステナーのバランスがきちんと取れているかを確認する」ようにしましょう。
地震による事故
日本という国は地震大国であり、荷主から預かっているの大事な商品を地震からもきちんと守る必要があります。荷主の方も地震が起きたから荷物が潰れましたじゃあ、なかなか納得してもらえません。
しかし、ネステナーは地震に強く、北海道南西沖地震の時や阪神大震災の時もネステナーは倒れることなく、確かな耐震性を証明しました。
ネステナーは、重みを増すほど、揺れるほどに強く食い込む構造となっているため、強い地震の時ほど安全性が高まります。ネステナーで荷物を管理しておくだけでも地震には耐震性があるのですが、オプションで用意されている「専用の耐震金具」を付けることにより、耐震性がさらに上がりますので、ネステナーに長期間荷物を積んだままにしとかなければいけない倉庫の場合は、導入する方が良いでしょう。